MIDIキーボードなどをお持ちの場合は、MIDIをオーディオと同じように録音することができます。ここでは、MIDIキーボードが無い状態でMIDIデータを打ち込み、音を鳴らす方法を説明します。
MIDIファイルの挿入
MIDIファイルを挿入したいトラックを選択して、メニューバーの"挿入"→"新規MIDIファイル"を選択します。すると
MIDIアイテム(赤枠)が挿入されます。
そのMIDIアイテム(赤枠)を右クリックして"エディタで開く"を選択してください。
すると、ピアノロールと呼ばれる下図のような画面が表示されます。
これは、縦軸が音程、横軸が時間になっています。
音を鳴らしたい音程、時間に当たるところにドラッグ&ドロップで音符を置いていきます。
音符を置きおわったら青枠をクリックして保存した後にこのウィンドウを閉じてください。
インストゥルメンツの設定
上ではMIDIで演奏データを入力しました。ですがそれだけでは音は鳴りません。MIDIはただの楽譜のようなものなので、楽譜を楽器(インストゥルメンツ)に流し込んでやらないと音は出ません。では早速流し込んでみましょう。やり方はエフェクトの設定とほとんど同じです。
まず、MIDIデータが入っているトラックの"fx"をクリックします。
次に表示されるウィンドウで
"Instruments"→"VSTi: ReaSynth (Cockos)"(黄枠)を選択し"OK"を押してください。
(ReaSynthとはREAPERにはじめから入っているシンプルなソフトウェアシンセサイザーです。)
必要な作業はこれだけです。これでトランスポートの再生ボタンを押すと音が鳴ります。
インストゥルメントもVSTiとして無料のものがインターネット上で公開されていますので、いろいろダウンロードして試してみてください。当サイトの
VST紹介コーナーでも紹介していますので、利用してみてください。